2006年元日 ブログ始め
ブログを始めるには、ある程度の勇気ときっかけと体力と図々しさが必要だ。
発信ツールや宣伝媒体として利用するにせよ、備忘録に使うにせよ、独り言つにせよ、公開日記めいたものであることは否めないので、そんなどうしようもなくプライベートなものを、途方もなくパブリックに公開しようとする思惑と行為には、正直今でも抵抗がある。
その反面、かつては肝入りの日記フェチであったこと----少なくとも80年代前半の関東圏の小学生の流行だったと記憶しているが、同じクラスで毎日顔を会わせている親友女児と嬉し恥し交換日記を、私もご多分にもれず行っていた事実。先生に提出する学校の宿題としての日記に加え、秘 密のプライベート・ダイアリーを付け、「一日も欠かさず死ぬまで日記を書いて、世界で一番長く日記をつけた人としてギネスブック入りしよ う!」という意気込みが脅迫観念となって、3日分ほど未来の記録もつけていた事実----を思い出し、徒然なる日々を記録して公開する意味と可能性も、他 の人々の ブログを読みつつ感じ入り、演劇制作に関っている友人からブログやってときっかけを与えられたこともあって、今日元旦はブログ始めの日。
喪中ということもあってか年賀状も書かず、御節も食べず、正月らしい正月ではないのだが、昨夜シャンペンで家族や友人たちとカウントダウンはした。で、元日 早々、ロンドン北部のストークニューイントンのうらぶれた墓地を散策。イングランドの冬特有の淡い光とやや冷たい風の中、あの世とこの世を繋ぐ泥濘に埋 まった18世紀の古い墓から、1960年代の比較的新しい墓に記された文言をつらつらと読み歩いていると、死者と対話している心持ちになる。 ハックニーの一部であるストークニューイントンは、私が興味を寄せている写真家トム・ハンターの庭でもある。彼は、ヴェルメールなど17世紀オランダの巨 匠たちの絵画を、『ハックニー・ガゼット』などのローカル新聞のネタと絡めて現代的に解釈した写真を撮り続けている。彼に言わせると、この辺り一帯は、移 民たちが新生活の基盤を作り、家族を呼び寄せ、一稼ぎする場所。という訳で、歴史的に様々な人種が寄り集まる場所となっている。立ち並ぶ小さな店たちを見 ても、多様な文化の入り混じりを実感。最近、ユダヤ系とムスリム系の殺傷事件が一件起きている。
ユダヤ人街へ歩を進める。夫の弟がお世話になっているクレアのお家を訪問。クレアは、元々はウクライナからやってきたユダヤ系ブリティッシュの母とドイツ 人の父を持つが、両親ともドイツにいる。お部屋を案内してもらいながら、ここが叔母の元夫で今は友人の部屋、従兄妹の部屋、、、と本来血の繋がりのそう強 くない六人が家族として一緒に暮らしている風景に興味を抱く。





発信ツールや宣伝媒体として利用するにせよ、備忘録に使うにせよ、独り言つにせよ、公開日記めいたものであることは否めないので、そんなどうしようもなくプライベートなものを、途方もなくパブリックに公開しようとする思惑と行為には、正直今でも抵抗がある。
その反面、かつては肝入りの日記フェチであったこと----少なくとも80年代前半の関東圏の小学生の流行だったと記憶しているが、同じクラスで毎日顔を会わせている親友女児と嬉し恥し交換日記を、私もご多分にもれず行っていた事実。先生に提出する学校の宿題としての日記に加え、秘 密のプライベート・ダイアリーを付け、「一日も欠かさず死ぬまで日記を書いて、世界で一番長く日記をつけた人としてギネスブック入りしよ う!」という意気込みが脅迫観念となって、3日分ほど未来の記録もつけていた事実----を思い出し、徒然なる日々を記録して公開する意味と可能性も、他 の人々の ブログを読みつつ感じ入り、演劇制作に関っている友人からブログやってときっかけを与えられたこともあって、今日元旦はブログ始めの日。
喪中ということもあってか年賀状も書かず、御節も食べず、正月らしい正月ではないのだが、昨夜シャンペンで家族や友人たちとカウントダウンはした。で、元日 早々、ロンドン北部のストークニューイントンのうらぶれた墓地を散策。イングランドの冬特有の淡い光とやや冷たい風の中、あの世とこの世を繋ぐ泥濘に埋 まった18世紀の古い墓から、1960年代の比較的新しい墓に記された文言をつらつらと読み歩いていると、死者と対話している心持ちになる。 ハックニーの一部であるストークニューイントンは、私が興味を寄せている写真家トム・ハンターの庭でもある。彼は、ヴェルメールなど17世紀オランダの巨 匠たちの絵画を、『ハックニー・ガゼット』などのローカル新聞のネタと絡めて現代的に解釈した写真を撮り続けている。彼に言わせると、この辺り一帯は、移 民たちが新生活の基盤を作り、家族を呼び寄せ、一稼ぎする場所。という訳で、歴史的に様々な人種が寄り集まる場所となっている。立ち並ぶ小さな店たちを見 ても、多様な文化の入り混じりを実感。最近、ユダヤ系とムスリム系の殺傷事件が一件起きている。
ユダヤ人街へ歩を進める。夫の弟がお世話になっているクレアのお家を訪問。クレアは、元々はウクライナからやってきたユダヤ系ブリティッシュの母とドイツ 人の父を持つが、両親ともドイツにいる。お部屋を案内してもらいながら、ここが叔母の元夫で今は友人の部屋、従兄妹の部屋、、、と本来血の繋がりのそう強 くない六人が家族として一緒に暮らしている風景に興味を抱く。




